「若い頃に経験できる量と
質が段違い」
LAのメイクアーティストに憧れて
ヘアメイクを目指した理由は？
ヘアメイクを目指したきっかけは海外映画。高校生の頃によく見ていた海外映画の特典映像で、メイキング映像があったんです。そこにはお洒落なヘアメイクデザイナーが、広いメイクアップルームでたくさんの人を同時にヘアメイクしている姿。「かっこいい」と興味を持ったことがきっかけで美容専門学校に進み、進学後もその影響でテレビ業界・広告業界を志望していました。
でも、学校で学びながら業界のことも色々と分かるようになってきたときに、ヘアメイクを楽しみながらできるのはブライダルやショー関係の仕事だと先生方にアドバイスをもらったんです。テレビや広告業界は、どちらかというとディレクターさんやプロデューサーさんの意向に沿うことが多い。一方でブライダルは直接お客様と接するので自分の提案がそのままカタチになることが多いと聞いたんです。そのアドバイスから、ブライダルの仕事を自分の将来の選択肢として考えるようになりました。
ブライダルへ進んだ理由は？
卒業後すぐは縁あって北新地のセットサロンに入りました。そのお店はセットだけをしているサロン。いかに早くクオリティの高いセットを提供するかが求められるサービスだったので、とにかく基礎力・技術力を鍛えられました。華やかではないですが、髪をさわるための基礎はそこで全て学べました。ただ、１年ほど経ったときにやっぱり自分が提案できる職場で仕事がしたくなったんです。それでブライダルのほうに行きたいな、と。求人情報誌を見る中でいくつか選択肢がありましたが、写真が可愛くて目をひいたのがデコルテで単純におしゃれだなと思って入社。私はブライダルの知識が全くないところからのスタートだったので、もう、何から何まで新鮮で。デコルテではヘアメイクとスタイリング両方を一人が行うこともあるので、スタイリングの技術も必要。特に着付けなどの知識が全くなかったのでそこは不安でしたが、先輩に教えてもらったり勉強していきながら身に付けていけました。
一期一会
ブライダルとサロンとの違いは？
セットサロンは長く通ってもらえるように施術することがミッションでしたが、ブライダルは違う。一期一会のサービスです。しかも、ほとんど一生に一度の出来事だから、一つのセットで感じる「重み」が全然違いました。ひとつひとつの言葉や接客、技術。それを提供するものへのエネルギーが大きいんです。でもそれが面白みでもある。お客様がちょっとした工夫でとても喜んでくださることがものすごく嬉しい。こちらの提案や工夫に対して「すごく素敵！」と自分の変化を楽しんでいただける。一生に一度のブライダルだからこそ、お客様も楽しむことを求めていますし、真剣に悩んでもいる。それに対してどう応えられるか、が大切なんです。これからも、ひとつひとつの撮影を大事に取り組んでいきたいです。
仕事で大切にしていることはありますか？
「100％意向に沿うこと」です。お客様の言うとおりにするのではなくて、お客様の中にあるイメージをいかに引き出して、希望のイメージにいかに近づけられるかということを心がけています。イメージって、同じ「かわいい」という言葉でも、完成イメージが人それぞれ、全く違ったりする。どんなに技術が上手くても、完成形がお客様のイメージと違っていれば、それは違うんです。だからいかにお客様のイメージを引き出してイメージを共有していけるかが大切。そのためにも流行のものに目を向けることと、幅を広げることを意識して情報収集するようにしています。お客様が放つ断片的な言葉から、イメージがすぐ湧くように心がけています。
ヘアメイクとしてのステップアップ
印象に残っている写真はありますか？
3年目でしょうか。会社として初めて外人モデルを起用する広告のヘアメイクを担当させてもらえたんです。会社の顔となる広告ですし、外人モデルの起用が会社として初めてという大事な撮影のヘアメイクを、入社してわずか3年（一般的にはまだまだ若手ですよね）の人間が担当させてもらえたことが衝撃でした。プレッシャーも感じましたが、それ以上に、任せてもらえた嬉しさと、撮影のイメージを膨らます楽しさが勝りました。実際の撮影では、外人モデルなので普段はできない独創的な髪型にチャレンジして、無事成功。今でも鮮明に覚えている撮影のひとつです。
その後どのようにキャリアアップしていますか？
私は今、堀江店のヘアメイクチーフだけではなく関西エリアのチーフとしても関西５店舗のヘアメイクたちをまとめる役割も担当させてもらっています。エリアチーフとしては日々、各店舗に係わってスタッフの悩みを聞いたり技術指導等をする他、ヘアメイクチームとしての新しい取り組みを企画・推進したり、広告の撮影に携わるなど、会社としての取り組みも中心になって進めています。今もちょうど、全社的にヘアメイクのクオリティアップ・技術の拡大を目指してボディメイクを取り入れる試みを行っています。技術を磨くだけではなく、いろんな方向でキャリアアップさせてもらっています。
挑戦したいならここへ
どういう人が成長しますか？
「興味ある人」。美容やブライダル、私たちが提供していることに興味をもって取り組んでいる人の成長はやっぱり早い。ヘアメイクは鮮度が大事。ファッションと同じでヘアスタイル、メイクにも流行があります。流行を掴むことと、自分の引き出しをたくさんもてるように、いろんな情報を集めて習得する努力ができることが大切。いくらまじめにやっていても、興味がなければ続かない。磨き続けられる人はやっぱりヘアメイクが大好きだと思います。私も、ヘアメイクが大好きなので、そういう思いがある人と一緒に働きたいです！
デコルテの魅力は？
やっぱり経験値をすごいスピードで上げていけるところだと思います。入社して早い段階でたくさん実践させてもらえますし、私自身もこれまでに、プロジェクトに参加したりチーフにさせてもらったりと、色々な経験をさせてもらえました。こんなにもたくさん挑戦させてくれる環境はそうはないと思います。
最後に求職者の方にメッセージを
今までにない経験をしたい、挑戦したいという人はぜひ来てほしい！新しいことにチャレンジできる場所がここにはあります！